第41話「兄弟絶縁」
平家というのは、みんなまとめて壇ノ浦で死んだものだと思っていたが、宗盛の最期は、都を目前にして鎌倉からの命令で義経の一行が斬首したことになっているのか。そりゃ、確かにひどい話だなあ・・・と思ってしまった。
宗盛に同情したくなる演出が今までいっぱいあっただけに、彼の最期は、結構見せてくれました。
頼朝は、身内の情を断固として政治には入れない・・・という方針をとったのだと見ていいのかな? 彼の生い立ちを考えれば、気持ちとしてわからなくもないが、それって頼朝自身も辛いのではないだろうか?
結局、清盛が偉大すぎたと言うことなんだろうな。彼の目指した「夢の都」への想いを今度は義経が引き継ごうとしているみたいだけど、彼のその後の運命って、悲劇でしかないのがわかっているから、今後の展開はつらいものになりそう。
自分の息子だけは助けてくれといった宗盛は、自分が父親に冷たくされた分だけ、自分の息子には優しい父親だったのかも知れないなあ・・・と思いました。甥っ子の方に冷たくした分、一部、甘すぎる部分があったのも確かだけど・・・。