星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムSEED・D 砕かれた世界(前編)」

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディションVOL.1 砕かれた世界(前編)」

同人誌の原稿に書いたことが、基本的に間違っていなかったと確認できたので、安心した。

いわく、「自分が正義だと信じていれば、人はどんなことでもやる」「自分のやっていることは、本当にそれでいいのか?」という自問自答の大切さこそ、この作品のテーマだと・・・。

「力があるから、あるいはないから、戦争がなくならない」という議論を繰り返しても、平行線をたどるだけだと思うんだけど、結局、「兵器は使うものの心次第」というのは確かなんじゃないか? という気がした。

カガリとシンのぶつかり合いを見ていて、つくづく、それを感じる。どちらの言い分ももっともなのに、対立してしまう悲しさ。ちなみに、私が見ていて、一番感情移入できるのは、カガリになります。子どもっぽい理想ではあるけど、彼女なりに一生懸命、父親の遺志を継ごうと頑張っている分、すごく健気に見えるから。

ちょっと笑えるのが、イザークの登場。「貴様、こんなところで一体、何をやっている!?」と言って、出てくるんだけど、こうしてみると、イザークというキャラは、最初から最後まで、そのセリフばかり、ずっと繰り返していたんだなあ。(^^);

でも、一番重要なポイントは、そのセリフなんじゃないかと思うのだ。
「お前は、一体、何をやっている?」
「君は何をやっているんだ?」
「何をやっているんだ? あんたたちは!!」

このセリフが、作品中の至る所にちりばめられて、必要以上に繰り返されている。この総集編でも全開だったので、嬉しかった。

つまり、「自分のやっていることは、それでいいのか?」という疑問。作品中で、アスランだけが、常にその疑問とぶつかって、考え込んでばかりいた。だからこそ、「役立たずのアスラン」というファンの批判を浴びたんだろうけど、彼はその思慮深さがいいのよ。

しかし、前編だけを見て、あわてて、考察を書く必要もないか? と気づいたので、詳しくは、また後編を見てから書きます・・・。

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http://mbs.jp/gundamseed-d/index2.html