第6話「小さな小さなお客様」
ミィの姉のミムラがムーミン谷に戻ってきたり、彼女に片思いしている警察署長さんが挨拶に来たり、その警察署長さんを見てびくびくびくびくしているトフスランとビフスランの夫婦がムーミン屋敷を訪ねてきたり、彼らを追ってきたらしいモランという怪物が現れたり、そういえば冒頭には、郵便屋さんも出てきたなあ・・・ということで、一気に登場人物が増えてきました。
こうして並べると、ムーミン谷の住人たちの多彩さに感動します。これからもっと増えてくるはずなんだけどね。
一番感動したのは、ビフスランの声が、今は亡き井上遙さんだったことかな? 最初のうちこそ、誰だろう? と思っていたんだけど、しばらくして気づいて、びっくりした。声を裏返して高い声でしゃべっているので、ちょっと気づきにくいですよ。
この夫婦が、大事な大事なスーツケースをとことこと運ぶ姿がかわいかったです。そのびくびくぶりがいかにも怪しくて、面白い。あと、彼らを追ってきたらしいモランの不気味さもなかなかいい感じでした。
私が初めてモランの登場シーンを見たのは、この話数よりはるかに後で、ムーミン谷に冬が来たときのエピソードなんだけど、実はこんなに早く、登場していたんですね。
ムーミンパパとムーミン、スナフキンの連携ぶりがステキでした。普段、おっとりとのんびりした動きをしているくせに、「怪物が来たよ」と聞いたとたん、「じゃあ、戦おう」とあっさりと銃を構えて臨戦態勢になるところがすごくいいよ。そのギャップが面白い。直前までのんびりトランプで遊んでいたのにね。
ここはさすがに大塚明夫、高山みなみ、子安武人の最強メンバーがそろっているだけのことはあるなあ・・・と思いました。
「スニフ・・・帰るなら、気をつけろよ」と脅し文句をさりげに入れるスナフキンがサイコーでしたw