第34話「公家と武家」
「篤姫」の面白いところは、歴史上の出来事も家族の問題として、より身近なテーマとしてすり替えているところなんだろうなあ、と思った。これって、公家と武家の問題と言うよりは、単純に嫁と姑のそれぞれの家庭環境の違いとも読み取れるし・・・。
だから、お嫁さん側の言い分にもお姑さん側の言い分にも納得できるし、最終的に、嫁いだからには相手の家にあわせて、姑を立てるべきだという結論になっているのも、年配者向けのサービスのように見えたかも。
女同士の戦いの部分が見ていて面白かったです。適度に引いて、相手を立てつつも、しっかりと自分の言うべきことは言うという篤姫の姿勢に感心した。こういう風に出来ればいいんだろうけどねえ。これがなかなか難しいんだけれど・・・。