第27話「私が信じたスパイ」
第28話「決死のランデブー飛行」
ジェミー関連、2話連続。
タイトルからして、この男がスパイとすぐにわかるからいいようなものの、「あいつに妹はいなかった」という理由で、彼がスパイだと見抜いて、問答無用で撃ち殺しちゃったマリンのやり方がいいのかどうかはよくわからない。ジェミーがずっと逃避行をやる間、助けてくれた人なんで、もうちょっとドラマというか、彼に対するフォローがあってもいいんじゃないかという気もするんだけれど、ラスト3分でいきなりまとめちゃったからなあ。無茶ですよ・・・。>27話
マリンに片思いしているジェミーは、基地内のコンサートにマリンを誘う。だけど、マリンはその気持ちを知ってか知らずか、同じコンサートにオリバーや雷太まで誘っちゃった。がっかりするジェミー。そんな彼女を気遣ってか、クインシュタイン博士と月影長官は、二人を同じ任務に派遣する。
・・・どう見ても、この場合、マリンが悪いとしか思えなかったんだけれど、そこですねちゃったジェミーに対して、「わがままもいい加減にしろ」と怒鳴っているのはなんだか理不尽だなあ、と思った。お前にそのセリフを言う資格なし・・・と言う気がするんだけれど。
なんにせよ、第3エネルギー基地とか言うたいそうなものの上に、敵へのカモフラージュのため、孤児院が作ってあるというのは、設定からして無茶。彼らの任務は、いよいよ敵が第3エネルギー基地に目を向けたから、子供たちを避難させなきゃ行けないというもの。
・・・最初から、そんな場所に孤児院なんて作るなよ・・・と思ったんですが。その辺は、子供向けのアニメとして、子供だましになっていても仕方がないのだろうか? と、ため息ものです。
とはいえ、二人でバルディオスを操縦するというネタをやりたかったんだろうなあ、というのは、何となくわかりました。
要するにマリンは、ジェミーのことを隊員の一人としてしか思っていないんだよなあ。オリバーも雷太もみんな彼女のことが好きなんだから、それでチームワークが壊れるのは困る。という位置なんだろう。だったら、余計なことをしたクインシュタイン博士や月影長官の方が、お節介という気がしないでもない。とにかく、かわいそうなのはジェミーで、片思いの彼女にちょっと同情気味です・・・。>28話。