星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「宇宙戦士バルディオス」第34話

第34話「地球の長い午後」

DVDのみ収録の未放映話数。

ある意味、ここで最終回でもよかったというか、せめてここまでは放送して欲しかった・・・というスタッフの願いが込められているような気がしました。

月影長官が敵の旗艦につっこんで自爆したので、見ようによっては、ここでもうガットラーが死んだように見えなくもないし、全ての謎が解かれて、地球とS1星は同じ星だという事実も明かされているから。少なくとも、洪水で切っちゃうよりはまとまりのいい終わり方のような気がする。

しかし、戦いはもう終盤で、このまま戦い続けても、双方、全滅するだけじゃないか? と言う悲惨な状況。と言うか、地球側はほぼ、全人類壊滅しているよね。残っているのは、ブルーフィクサーと世界連盟の一部の兵士だけだし、このわずかな生き残りが後のS1星人の祖先になったと思うと、ちょっと切ないものがあります。

少しおおっと思ったのは、月影長官がいよいよ特攻のため出発するときに、クインシュタイン博士が、「私はあなたのことを・・・」と言いかけたこと。不倫だ。不倫だ。と思って、うっかり喜んでしまった。まあ、この二人は、前々からどう見ても、そう言う関係っぽかったんですけど。

打ち切り最終回っぽい演出だと、バルディオスチームまで特攻寸前だったこと。その時にマリンがジェミーに「オリバーも雷太も君のことを愛していたよ。そして、たぶん、俺も」みたいなセリフを言うんだな。え? マリンもなんですか? というのは、ちょっと意外だった。もし、ここで終わらせるのなら、その方がまとまりはいいけどね。こういうセリフがあったとは、ちょっとびっくりしたかも知れない。

以上で、テレビシリーズ版の視聴は終了です。見たかった作品なので、改めて、最後まで見れて満足です。