星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「シャングリ・ラ」上巻 池上永一

小説・一般44.「シャングリ・ラ」上巻 池上永一 角川文庫

これは、アニメを見る前に読みたかったなあ、と思いました。読んでいても、アニメの知識が邪魔しちゃって、謎になっている部分が全部、先にわかっちゃうのが辛い・・・。香凛達といっしょにメデューサを作ったタルシャンが何者なのかとか、池袋からの攻撃がなんだったのかとか・・・。

まあ、それでも、アニメとはずいぶん違う部分もあるし、へ〜そうだったのか〜と思わせてくれたのは、それはそれで面白かったんだけどね。

たとえば、秋葉原の3爺は、アニメオリジナルのキャラで、原作には「秋葉原の主」だという謎の人物しか出てこない。少なくとも、上巻を読む限り、涼子様が出てこない。その配下の4人、シオンやレオンの兄弟とか、まったく出てこない。(涼子は下巻に出てくるらしいが、あの4人はアニメオリジナルのキャラだと聞いた)

TVアニメでは表現できそうにないどろどろした部分が詳しく書かれていて、その分、えげつない描写が多いんで、ちょっと疲れました。まあ、ゆっくりと、続きも読んでいきたいと思います。

【追記】
よく考えてみたら、アニメも結構、えげつない描写があったような気もするなあ。と思い出した。しかし、原作も原作なんだよ・・・というのは、ちょっと言っておきたい。