星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「屍鬼」第3話

第3話「第惨話」

徹ちゃん、初登場。原作を読んだときも、夏野と徹はホモくさいと思ってましたが、その辺の腐女子サービスは、薄めとはいえしっかり作用している感じ。ラストシーンでは、夏野は徹ちゃんの布団で寝ると言い切ってますからね〜。「どうせ出て行く村だから、友達なんか作るつもりはない」と突っぱねていた割に、いつの間にか徹には懐いている夏野がいいのよ〜。

そういう風に、よそ者に対しても気さくに声をかける徹が、ラストでは辰巳を自宅に招待している。「是非、うちにも遊びに来てください」「では、近いうちに必ず伺います」この会話が怖かった。あああ、彼らは、そうやって近づいてくるのよ。ダメだ〜、うちに入れちゃ、ダメだ〜と、そう言う気分になるんですけど、同じ話数の中に、そう言うシーンを3回連続で入れている演出がいいなあ、と思いました。

「是非、うちにきてください」と自分から招待した人が、3人もいるんだもんなあ。そりゃ、病気も蔓延するよ。

静信と沙子の出会いのシーンも語られたが、彼らがあの村にやってきたのは、静信の小説(エッセイ)を読んだからだったのか。悪いのは、全てこの坊さんだったのか。その点は、原作を忘れていたので、思い出させてもらって助かりました。

桐敷一家の不気味さがなかなかいい感じです。ラストに登場の辰巳は、声が高木渉だから嬉しいですわ。高木さんがこういう若い男のキャラをやるのが、なんか久々でね、喜んでます。

徹ちゃんが辰巳を招いたところで、続くになったから、次回も楽しみにしています。徹ちゃんはメインキャラの一人だと思っていたが、意外と早めに彼らの餌食になるのだろうか? アニメ版は、原作よりも展開が早いのか? と思ったけれど、どうだろう?

あと、精神的に歪んでいる正雄の気味悪いキャラデザが、なかなかよかったなあ、と思いました。

順調に面白い。続きもすごく楽しみです。次回を待ちます。、