いやあ、チャグム、成長したねえ。男になったねえ。こんなにかっこよくなっちゃって、今までずっと見てきた私も嬉しいよ。思えば、物語のはじまりでは、まだ守ってもらわなきゃならない幼い少年で、夢に逃げようとしたり、いろいろあったけれど、今回ばかりは誰の助けも借りられない。たった一人で敵のまっただ中に行かなきゃならない。それで、敵国の王子と対等に渡り合っちゃって、そのシーンがすごくよかったの〜。こんなに堂々としたことを言える男になったのか〜と思って、感動〜。
その上、ラストシーンでは、故国のため、みんなのためって重い判断を自分一人で下して、旅立っちゃって、きっときみならやり遂げられるぞ、チャグム〜。頑張れ〜。と、一生懸命応援してました。
巣箱の中のひな鳥がいよいよ若鳥となって、飛び立つ瞬間を見たようなものです。いやあ、よかった。感動した。さて、彼がこれからどうなるのか、続きも早く読まなくちゃ、と思って、わくわくしてますよ。続きがすぐ読めるそこにあることに感謝。今まで待っていた甲斐がありました。これから読みます。
- 作者: 上橋菜穂子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/07/28
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (48件) を見る