コミック75.「風雲児たち 幕末編」第21巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス
いよいよ、桜田門外の変。事件の様子が、マンガに丁寧に描かれ、非常にわかりやすい。誰がどう動いて、どんな風に戦ったか。そして、見ていた人の様子。ドラマなんかだと、劇的なシーンとして、かっこよく描かれて、殺されたところで終わっちゃいそうなものなんだけど、この場合、その後、どうなったかの顛末をきちんと描いてくれたのが、非常に興味深かったというか、面白かったです。
特に、持ち去られた井伊直弼の首の行方。首をめぐる井伊家と遠藤家のやりとり。幕府の対応など。そのあと、こんなことになっていたのね〜。へ〜と、感心することしきりで。こんな場面は、あんまりドラマとかで紹介されたことはないんじゃなかろうか?(私が知らないだけかも知れないけど)
あと、面白かったのは、早駕篭のしくみで、本当に江戸から彦根まで4日で駆け抜けたのかは知らないけど、駕篭が待機している宿場から宿場へ、最初の飛脚が連絡に走り、連絡を受けて、駕篭の準備、使者が到着したら、駕篭から駕篭へ乗り継いで、ひたすら最速で走っていくという。本当にそんなことをやっていたの?? と、ちょっとびっくりするところもありましたが、箱根駅伝の選手が、高速で走り抜けていくのを、去年、生で見たので、そのスピードからして、出来ないことじゃないのかな〜?? などと、思いながら読んでました。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: コミック
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