星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「進撃の巨人」第24話

第24話「慈悲」

エレンたちの訓練兵時代は、アニメでもそんなに描かれてはいないんだけど、みんなで辛い訓練を乗り越えて、その分、思いのほか、楽しく過ごしていたのかもしれない。アニは、そうやって過ごした日々も、一緒にいたエレンもアルミンも好きだったのだと思う。非情になれるはずの彼女が、殺すのをためらう程度には。

結局、アニの敗因は、アルミンを殺さなかった。殺せなかったことに尽きるので。

アルミンは、その彼女の気持ちを知っていながら、エレンと天秤にかけて、エレンの方を救う決意をしたんだから、全てを捨てる覚悟を持っているのは、アルミンの方なのかもしれない。自分にとっていちばん大切な友達は、エレンだって。エレンのためなら、アニを罠にかけ、殺すのもいとわないほどに。

辛かっただろうなあ。と思えるから、切ないよ。

今回の見所は、ミカサの狂気ぶりかもしれない。とも思ったので、ミカサは、エレンが多少なりとも、アニに好意的な思いを抱いていたことを知っていたのかもしれないね。ミカサの方は、女型の巨人に対する殺意が、なんか尋常じゃなくて、彼女は、アルミン以上にためらいがないよ。わかりやすいけど、その嫉妬心がちょっと怖い。