読書17.「風と共に去りぬ」第１巻 マーガレット・ミッチェル 新潮文庫
少し前に読んだ「アトム今昔物語」にスカラさんだの、バトラーだの、明らかにこの作品の影響下にあるキャラクターが出てくるので、気になって、読んでみたくなった。タイトルは有名だけど、どんな話か全然知らなかったし。
で、読んでみたら、非常に面白い。ひたすら強気で前向きなスカーレットのキャラクターも良いし、彼女がどんどん追い込まれていくのをハラハラしながら見守っていた感じ。レット・バトラー船長も、評判通り、非常にかっこいい。
女性はかくあるべき！という世間体の枠から、はみ出したくて、ウズウズしているスカーレットに共感しつつ、その気持ちをサラリと理解して、そうさ、君のやりたいように！と、おいでおいでしているバトラーがまた、憎らしくて、いいんだよねえ。
