読書2.「オオバンクラブ物語」下巻 アーサー・ランサム 岩波少年文庫
あいかわらず、このシリーズは、全部面白いし、素晴らしいな。と思う。
今回の主人公、トムのかっこよさを、どう説明していいのかわからない。とにかく、この子がいいのよ。すごいのよ~。と、書いておくしかないか。
あと、トムが動かすティーズル号を追いかける形で、知り合いの船を乗り継いで進んでいく双子の状況も気になって気になって、目が離せないし、トムを逆恨みして追いかけているマーゴレッタ号の動向も気になる。危ういところですれ違い、ハラハラしどうしで、船の旅、楽しませてもらいました。
帆船を川で操作するにあたって、潮の満ち引きがこんなに重要とは初めて知りました。そういうのを全部計算して、気象を頭に入れて、川を旅する。こんな少年少女が、それをやってのける。自然と調和しながら生活している感じがにじみ出ていて、本当に素晴らしかったです。