星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動武闘伝Gガンダム」第22話

第22話「戦士の絆!デビル包囲網を突破せよ」

21〜24話までが2クール目のクライマックスにあたるけれど、この22話は起承転結の「承」にあたる。(21話が「起」と見るべきか)
前回で、師匠のダークネスフィンガーとドモンのシャイニングフィンガーが激突し、シャイニングガンダムはかなりのダメージを受けてしまう。タイムリミットが迫る中での修理となるわけだが、東方先生は容赦なく、ガンダムヘッド(カトキハジメによるデザインは秀逸)やデスアーミーの大群でもって彼らを包囲し、襲いかかってくる。しかも、レインが熱を出して倒れる。

そんな危機的な状況だが、仲間たちの協力がシャイニングガンダムの修理までの時間稼ぎを手伝い、最終的にシュバルツによる滝の破壊で洪水が起こり、彼らの突破口は確保される。脱出する面々。
しかし、あの程度の作戦でみんなが脱出できるなんて、少々甘いような気もする。東方先生なら、気合い一発で川の水を逆流させることぐらいできそうな気もするのだが・・・。そういう演出をしないからには、物語を強引にドモンと東方先生の対決に持っていかせ、邪魔になる他のメンバーを画面から遠ざけたと見る方が正しいのかも知れない。

本当は、チボデーたち4人の修行の成果をもう少し見せてくれて、東方先生に「こやつら、腕をあげおったわ」みたいなセリフを言わせてくれればよりベターだった気もするのだけれど、それがなかったのは残念。あくまで、ドモンと東方先生の対決をメインにするために、他のキャラの印象はあえておさえたのかも知れない。

特に見せ場となるシーンもないのだけれど(強いて言えば、くるくる回るガンダムシュピーゲルぐらい?)、名曲といわれる挿入歌「勝利者たちの挽歌」がここで流れたことは特筆すべきか。