星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「プラネテス」第25話

第25話「惑い人」

これって、そのまま手塚治虫の「ブッダ」ですね。人と人が手をつなぎあって、その輪が螺旋状に伸びて遙か銀河を構成しているという。特に手をつなぎあっている構図はそのまま使ったみたい。確か「火の鳥」にも似たような絵があった気がします。人は決して、一人で生きているのではないという話。

ちなみに手塚マンガの場合は、これが「人と人」だけじゃなくて、動植物含めたすべての生命と関係を持っている・・と言う風に物語が進んでいくんですけどね。まあ、興味のある方は、ご一読ください。

ずっとすさんだ様子のハチマキを見てきたから、父親が息子を心配して、一緒につれて帰ろうとする姿が感動的です。いいなあ。飯塚さんの声のお父さん。(^^)

デブリ課に帰る、実家に帰る、そして、タナベの元へ帰る。
そういう風に今回は「帰還」がテーマだったように見えました。

よかった。タナベは生きていたんですね。思ったより元気そうで安心した。
別のサイトで酸素欠乏症・・とか聞いたから、てっきりアムロのお父さんみたいになったんだと思いこんでいたよ。(←所詮は、アニオタの発想)

ただ、結局、タナベはクレアさんの酸素にまったく手をつけなかったんだろうか? というあたりに疑問が残るんだけど、そのあたりを物語は描かないんでしょうか? さんざん気を持たせて引っ張ったあの描写はなんだったの? という気はします。それとも、さすがにTVアニメでは制限が入って描けないようなドラマが実は予定されていたんでしょうかね?