第2話「さらば黄金の腕」
いやあ、面白い。大笑いしながら見るのは、この作品に対して失礼なのかな? それとも正しいのか?
昔の70年代スポコンアニメ(「巨人の星」「あしたのジョー」)のパロディになっているみたいで、いちいち大げさなノリが実に楽しい。キャラクターたちはあくまで大まじめだし・・・。
「バカな! 腕が利かなくなってしまえば、5年後のタイトルマッチもなかろうに!」という医者の言葉は正しいと思うんだけど、勢いでその場をごまかしてしまう剣崎さんがとてもすてきです。(^^);
しかも、剣崎のセリフがいちいち気障なんだもの。聞いているとすごく恥ずかしい。恥ずかしいけど、そのまま照れたりせずに、まじめな顔で言い切っちゃうところがすごくいい。
物語が原作のダイジェスト版みたいで、どうも途中から始まって、いきなりクライマックスを見せられたような印象なんだけど、1クールアニメ(それとも2クール?)の企画でなければ、もっとじっくりと物語の最初から見たかったところです。
あるいは、それを見たければ原作コミックスを読んでくれ・・・という連動の企画ものなんでしょうか? ダイジェストでも十分見せてくれるところはさすがだと思うけど、そのあたりがちょっと残念なのは間違いないです。