星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「忘却の旋律」第6話

第6話「鼠講谷」

ダムのある過疎の村にセーラー服の美少女。鼠型の無数のロボット。ダムの穴を押さえている少年=鬼または天使。さて、これらをどう捉えるか?

とりあえず、直感的に感じたことを並べていくと、全体的に和風な雰囲気を醸し出しているところから、なんとなく今回の話は民話風だなあ・・・と思った。主人公たちは、都会を離れ、山奥の民話の世界に迷い込んだのか?
セーラー服の美少女が持っていたのも、アーチェリーじゃなくて、日本風の弓矢だったし、そういう部分はしっくりと来る。その世界にふさわしいのがネズミであり、鬼であるのも納得がいく。

しかし、鬼というのは普通、女性のイメージなんだけどなあ。久川綾の方がよほど鬼女っぽかったりして? 保志くんの方はやっぱり天使の方がふさわしい。人間ではない存在として・・・。

民話的な世界と対照的な位置にあるのが、近代的なダムと作りかけで放置された高速道路。

「何故、涙の絵を描いているんですか?」と聞かれて、「アスパラガスの缶にはアスパラガスの絵を描くでしょう」と応える青年。ってことは、ダムに集められているのは、人々の涙。哀しみや苦しみや痛みや、そんな想いがダムに集められていて、少年がたった一人でその穴をふさいでいる。哀しみは、今にもあふれる寸前というわけだ。血のようなしみが村中に描かれているのも、それに近い演出に見える。

と言うことは、やはり主人公たちはそのダムを崩壊させて、村を滅亡に導くのだろうか? ため込んでいた想いがはき出されるという演出で・・・。しかし、それはまたしてもよけいなお世話という話に落ち着きそう。

ただ、現段階では、誰がどんな哀しみをダムにため込んでいるのかまだわからない。絵描きの青年か・・・それとも鬼女に見える女性の方か・・・。そのあたりは、次回の展開を待つことにしよう。

何でネズミなんだろう? という部分に関しては、やはり壁に穴を開けるのはネズミの仕事だからかな? と思ってみたが、どうだろう?

続きが楽しみです。

さすがに今日中にはアニマックス分には追いつかなかった。まあ、のんびりと行きます。
とりあえず、たまっている作品よりは、ためないようにする方を優先させてみたいので・・・。見たい作品を見るべきだ・・・という想いがあるのも間違いないんだけどね。いろいろ試験的にやってみようと言うことで・・・。