「男たちは、戦いにばかり夢中で、女たちのことなんか考えもしないじゃないか!」
まあ、基本的にはそういう話だったなあ・・・と思う。だから「女たちの元へ帰れ!」というテーマにつながるんだろう。
ブライトが妻子の写真をせっせと見ていたり、ヘッケン艦長がエマさんといちゃいちゃしているのは、「男だって、女のことをちゃんと考えてますよ」というお父さん側の言い訳だろう。
実際、「Zガンダム」のファンというのは、自分たちの大好きなメカや戦闘シーンの派手さばかりを見ていて、そこに登場してくるヒロインたちの哀しみになどろくに目をとめていない人が多いような気がする。
だから、劇場版では、そこを強調して書き直しているんだな。フォウの「もっと私に優しくしてよ!」という叫びは、そのまま、ヒロインたちの気持ちになる。
レコアやハマーンからも、同じ言葉が聞こえるよ。