星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「功名が辻」第10話

第10話「戦場に消えた夫」

この夫婦は、二人ともめちゃかわいいなあ。なんというか、夫婦げんかしているときの「許せ、千代。許せ」とまじめに一生懸命謝る一豊様と「そんなの嫌でございます。だんなさま」という千代のすねた部分が、すごく純粋で見ていて微笑ましい。千代の置き手紙を手に持って、おろおろしている一豊様がよかった。なんだか、大河と言うより、現代のホームコメディに近いのかも? と思いました。

しかし、夫の仕事場が戦場というのは、嫌な時代だ。うかつに夫婦げんかも出来ないや。基本的には、夫婦げんかの末、ケンカ別れした気まずい思いを抱いて、夫が仕事場へ行ったら、そこで事故に巻き込まれて行方不明になって、今度は妻が心配する・・・。ケンカなんかしなきゃよかったと泣いているところに、夫が無事、帰ってきて、めでたしめでたし・・・という展開を踏んでいるんだろうけど、夫婦二人が魅力的だから、なんか泣かせる展開になりました。

姉川の合戦・・・という名前はよく聞いたけど、朝倉を攻めたときに浅井が裏切ったから、信長としてはその報復戦だったわけですね。その流れがわかりやすかったので、助かりました。

ところで、秀吉がお市の方に片思いをしていたという話は、ドラマ上の創作なんでしょうね。そういう説は初めて聞いたし・・・。千代を諭すねねの哀しみがよかった。基本的には、本当にこの作品は、女性向きに作られているのかも知れないなあ・・・と改めて思いました。

参考:姉川の戦い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%89%E5%B7%9D%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84