第17話「新しきいのち」
「しょせんおなごなんてものは、新しい男に抱かれてしまえば、前の亭主のことなんてすぐに忘れてしまうものさ」
正確なセリフは忘れたけど、秀吉がこんな感じのセリフを言って、誰もそれを否定しなかったことが、ちょっとショックだったな・・・。
旭と源助のカップルは、結構気に入っていたので、あんな形で無理矢理引き裂かれたあげく、新しいダンナとうまくいって(いきそうな予感を漂わせて)終わりという結論はちょっとあんまりだと思った。
せめて旭に、死んでしまったダンナの名前を最後に繰り返し叫ばせるぐらいの演出はして欲しかったと思う。でないと、源助があまりに報われないんじゃないのか? 結構、いいダンナさんだったと思うんだけどなあ・・・。
大体、いくらなんでも、なんでもかんでも「千代に頼む」という方向に持っていくのは、ちょっとあんまりだと思う。前にも書いたが、私が旭の立場なら、千代には会いたくありません。ましてや、彼女を慰めるためとは言え、ダンナを失ったばかりの女性に対して、「私は赤子を生みました」などという話をはじめるのは、あまりに無神経なんじゃないのか??
「赤子のように素直になれ」というセリフ自体は、なかなかいいと思うが、それにしても、そこへ行くまでのシチュエーションがあれじゃ、やっぱりあんまりだと思う。
そういう部分ばかりに気になったので、あんまり物語を素直に楽しめなかったような気がする。
ただ、一豊様を見て、泣き出してしまう赤ん坊はかわいかったなあ・・・と思う。絶妙なタイミングで泣くんだもの、この子。何回、撮り直したのかなあ?? と、そういう部分がちょっと気になりました。微笑ましいよね。(^^);