第３８話「関白切腹」
秀次様の話になるかと思いきや、秀次の悲劇は冒頭だけで終わって、メインは拾くんとの別れの物語でしたね。秀次の悲劇からつながって、この子には同じ想いをさせたくないという話だから、流れとしてはきれいだった。
最後まで秀吉を諫めながら亡くなった秀次の最期は、本当に気の毒。妻子まで皆殺しとは、昔の人は、本当に恐ろしいことをするよなあ、と思った。
拾くんのエピソードは、以前「その時歴史が動いた」で見てしまったので、寺に入ることは知っていた。この子が捨て子だということを知ったら、どうなるんだろう？ とか、千代達は、どうやってそれを告げるつもりだろう？ と心配しながら見ていたが、自分から言い出す形にするとは思わなかったな。この子はもうすでに知っていたんだと・・・・。
それはそれで悲しいものがある。「父上の御下命でなければ嫌でございます」という拾くんと「父の命じゃ」と言い放つ一豊のシーンは、印象に残りました。
