星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「赤毛のアン」第34話

第34話「ダイアナとクィーン組の仲間」

「もう、私たち、子供みたいなことを言っていてはいけないのよ」というセリフが、先週の時点でもうあったんだけれど、これはダイアナとアンが、それぞれの進路を考え始めなきゃいけない時期に来ているという意味だったのか。

アンが一方的に、「あなたも私と同じクィーン組にはいるでしょ?」と責めているのは、ちょっと見ていて辛かったな。本当に決めつけちゃっているし、ダイアナが困っているのが、見ていてもわかったから。あとで、マリラにそれを指摘されるけれど、そういう点、マリラがしっかりと状況をつかんで、的確な指示を飛ばしているのが気持ちよかった。

一緒に帰れなくなるぐらいで大げさな・・・とも思うけれど、要するに、中学を卒業して、どこの高校に行くかで悩んでいるようなものかな? 同じ学校には行かないと宣言したようなものでね。

それにしても、ギルバート・ブライスは、なにげにいいとこ取りだなあ、と思った。ハンサムだし、頭もいいんだけれど、実にしっかりした男の子で、出来がよすぎだよ。

まあ、アンがぎくしゃくしている男の子が、逆にそこまでしっかりしたいい男だからこそ、この話もあんまり嫌みに見えずに過ぎるんだろうけどね。これで男の子の方がヘタレだと、話が変わって来ちゃうし、アンの方がもっと悪者に見えるんだろうなあ、と思った。(あるいは、それが「アンネット」なのかもしれないけど・・・)