第２１話「貴公子の正体」
相変わらず、物語全体のレベルが高くて、本当に素晴らしい。なんだかもう、食い入るように見ちゃいますよね。
前半のダングラールとの対決もすごかったけど、やっぱり、見せ場を作ったのは、カバルカンティでしょうね。彼氏、何者？ とずっと思っていたけど、出生の秘密を明かしてくれたのは、助かった。と言うか、関智さんの悲しげな演技がまた素晴らしい。悲しげな声でしゃべった後、悪人声に急展開する感じがまたすごいというか。もう、声を聞いているだけで、くらくらですよ〜。すてきすてきすてき〜。
以前の伏線も回収してくれたし、あの箱はなんなの？ と思っていたから、あの出生で、こうなっちゃったという悲劇がさすがにすごかったな。よくもこういう人間ばかり、伯爵も見つけてきたものです。彼も彼なりに復讐を果たしたんだろうと言うことで・・・。
・・・まあ、ねえ。きっと誰もがつっこんだだろう「Ｇガン」の師弟対決も大サービスでしたが。おおお〜と思って、かなり嬉しかった。（秋元さんと関智さんで、父子！ だもんね）
しかし、いよいよ次回は、伯爵とアルベールの対決になりそうで、楽しみです。アルベールは、たぶん、復讐はやらない。そんな子じゃないし、復讐をしていて、伯爵は楽しいのか？ と言う気もするし・・・。物語が、ちゃんとそちらの方に行きそうで、期待してますよ。なんだかね。全体的にひどい話なので、最後には希望が欲しいところじゃないですか。
順調に面白い。この調子なら、かなりの名作になりそう。次回も期待して待ちます。
