第26話「親切なルクリおばさん」
ルクリおばさんのセリフの中に「パリカールを安く買いすぎたことを後悔していた」「神様が、その償いをさせるために、私をあんたにもう一度引き合わせてくれたんだね」みたいなのがちゃんとあったので、その辺でほっとした。
いや、全然気にしていなかったら、それこそ、問題だろう? と思ったので。この場合、ルクリおばさんは、ペリーヌへの償いのために親切にした部分もあるから、ペリーヌには恩を感じる必要はないんだって、その辺の流れは筋が通っているなあ、と思いました。
まったく縁もゆかりもない人々が、話を聞いただけで親切にしてくれるようなうさんくさい部分がないからね。まあ、かといって、あんまり冷たすぎるのも、見ていて辛いのも確かなんですけど。この辺のバランスがちゃんと取れているところがよかったです。
実際、ペリーヌには、おばさんの娘になって、そのまま旅を続けるという選択肢もあったんだなあ、という点、それでもおじいさんのところに行くという選択をきっちり取らせているところに好印象。
会ったこともない親戚が、親切にしてくれるとは限らないさ・・・というのは、本当だと思うし。私だったら、どっちを選ぶだろう? というのは、迷いどころのような気もします。
順調に面白い。続きも楽しみです。