星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NieA_7」第6話

第6話「宇宙人と、ライバル銭湯の湯」

やっぱ、この作品で作り手側が描きたいのは、中途に挟まれるギャグ路線じゃなくて、ラストシーンのコトミさんのセリフの方でしょう。「コトミさんはどうして荏の花湯の経営を?」と訊かれてコトミが応える。
「やっぱ、ここが好きだったからかな」「ここがなくなるのが嫌だったんだなあ」そんな下町人情路線。

「ここに、荏の花湯にいると適当にうまくいく、なんだってやっていけるよねって気分になっちゃうのよね」「だから、ここが好きなのかなあ」
キャリアウーマンと二足のわらじで、それでもばりばり働いて頑張っているコトミさんの姿。

遠くにかすんで見えるUFOは、そのまま富士山の象徴だし。天気のいい日にだけ見えるところがポイントかな?
たまに見える富士山に今日もいいことあるかなあとか、今日も頑張るぞ〜!! って感じなんでしょうね。気持ちがよくわかります。(^^)

あと、間に描写されるネコとカラスだけど、どっちも「ふてぶてしさ」の象徴かなあ? と思いました。(^^)
これはそういう貧乏時代、苦労時代に対する制作者側のオマージュなんでしょう。だから、人の胸を打つのかもしれませんね。