星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「.hack//SIGN」第3話

第3話「Folklore(伝承)」

誰も傷つけたくないし、誰からも傷つけられたくないとして、「ぼくにかまわないで」「放っておいて」とネットゲームの世界に逃げ込んでいる司くんのキャラクターを見ていると、つくづく痛いです。心優しくて、心弱い子ども・・という感じがして。そういう意味では、「フィギュア17」の主人公と同様なのかもしれません。
意外と、司くんは見た目よりもずっと幼い子どもなのかも? いや、逆にこれで大人だったらかなり怖いものもあるけど・・。(^^);
あまりに言動が幼稚で子どもっぽく見えるので。それとも、これが現代の若者の現状なのでしょうか?

一方でベアと司のやりとりには年齢差を感じます。ベアは多分、見た目通りの大人の男性なんでしょう。子どもたちをしっかりと見守り、導く存在として描かれているところに好感が持てます。

「ぼくにかまわないで」と主張する司だけど、そんな彼を放っておけない・・として集まってくる人々の存在もあるわけで、そういう部分からは、やはりこの作品にも「自分は見ているだけじゃなく、見られているのだという・・その事実に気づけ」というテーマを強く感じます。最近の流行でしょうかね? こういうの・・。(^^)