星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムSEED」第39話

第39話「アスラン

やはり、この作品のテーマははっきりしていますね。
アスランが戦うのは、何故ですか? いただいた勲章ですか? それともお父様の命令ですか?」
というラクスの言葉が、すべてを象徴している。

アスランの場合、キラより複雑なのは、彼は母親の仇を討つためにこそ戦っていたはずだったから。なのに、それでは不毛な殺しあいが続くだけだと気づかされた。復讐のために敵兵士を殺しても意味がない。そんな自分自身の正義が、ここで壊された。
そして、実の父親が自分と同じ間違いをしていることに気づいた。だから、彼は今度は父親と敵対しなければならない。

何のために誰のために戦うべきなのか? きちんと考えろ! と言うことですね。命令されるまま、その下でコマのようになって動くだけじゃ何も見えてこない。根本的な元凶がどこにあるのか、各々がきちんと見極めなくてはならない。

彼は父親を信じ、その通りにしていれば間違いはないと思っていたかも知れない。だけど、現実は決してそうではないのだ。

自分が本当に守りたいものは何なのか? よく考えて、戦うべきだということ。
そういう意味で、「見極める」と言うことの大切さをひしひしと感じました。

腐女子的には、アスランとキラの絶妙なコンビネーションが見られただけで満足ですけどね。なんて息のあった二人だ。狙ってますねえ。大喜び♪(^^)

それにしても、どんどん悲惨なセリフになってくる次回予告の言葉に、なんだかすごく重い意味を感じるのは、気のせいでしょうか? 毎回毎回・・。(><)