星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「新選組!」第18話

第18話「初出動! 壬生浪士」

印象に残った順で書くなら、やっぱ鈴木京香の悪女の演技が見事だなあというのが最初に来ます。こびの売り方、しなの作り方、女性から見て限りなく「嫌な女」風なんだけど、明らかに男たちはそれに惹かれていくようで・・。

純な沖田総司があっさりとその色香に迷い、芹沢さんの女だと知って失恋の表情を見せる。それを慰めようとする、八木家の長女のひで。女の子なのに、女と見てもらえない悲しさ・・は割とわかりやすい。要するに、男装してみんなの中に混じっている彼女は、この番組の主な視聴者である若い女性たちの代表ということなんだろうな。個人的には、一番感情移入しやすいし、応援したくなっている。(^^)

一匹狼風の斉藤一が、相撲大会で見せた笑顔がすてき。誰も信じない世界で孤独に生きてきた男が仲間を見つけた瞬間なんだろう。だから、彼は初めて得た仲間を守るためにどんなことでもする。眼光の鋭さが、もうそれだけで相手に勝ってますね。

それがまあ、出し惜しみしていた肌を思い切り露出させるから、嬉し恥ずかしといったところ。まったくもって、京都に来てから、彼らやたら服を脱ぐもんだから、赤くなりつつ、ぶしつけにじろじろ鑑賞させてもらってますわ。目の保養ね。みんなたくましいんだもんなあ。うふふふふ・・。(^^);

芹沢一派とムキになって張り合っている土方さんも面白かったし、そこにさりげなくつっこむ山南さんもいい。この二人もさりげなく、張り合っているようでその関係がおいしいです。

冒頭の長州藩の桂や坂本龍馬のやりとり、数え歌についての話が伏線になって、ラストに生かされていく部分のつながりが見事で感心しました。
どちらの気持ちもよく分かるのに、対立が生まれていく。もう後には引けないという・・その覚悟のほどに感心します。これからどうなっていくのか、続きがますます楽しみです♪