星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「超時空要塞マクロス・愛おぼえていますか」

明日、BSで放映されるそうで・・・。

ちなみに私は高校生の時に、劇場に見に行って激怒して帰ってきましたので、それ以来一度も見返していません。

激怒した理由だけど。以下、ネタバレ注意で私の目で見たこの映画の内容。

歌手としての生活に疲れて、このまま仕事として歌を歌っていていいのだろうか? 芸能人として、芝居のキスをして、それでいいのだろうか? と思っている女の子が主人公。
TV版とごちゃ混ぜにして、彼女は生意気だのわがままだの言われてますが、劇場版のミンメイはそんな部分のない普通の女の子でした。

そんな彼女の前に一条輝が現れ、彼女のファンだと言って優しくしてくれます。つかの間のデートを楽しむ二人。彼女にとって幸せな瞬間だったろう。輝は、命令違反して彼女を宇宙に連れ出し、土星のリングの上を飛びます。

その二人のデートを邪魔したのが未沙でした。「命令違反よ、一条くん」あきらかに、悪いのは輝です。ミンメイにとっては、つかの間の夢の時間が終わった瞬間でした。

その後、彼らはまとめてゼントラーディ軍に捕らえられ、その場でミンメイが言われたこと。「地球人に興味があるから、愛し合っている証拠にキスして見せろ」「早く演技するんだ」
彼女は涙を見せながら、好きな相手である輝の前で別の男とキスしなきゃならなかった。

さらに、輝は自分だけ未沙と逃げて、ミンメイを敵艦に置き去りにします。ミンメイの方は、「シンデレラ」の歌(♪午前0時の鐘が鳴れば)を歌いながら待っていたんだけど、とうとう輝は助けにいきませんでした。

それどころか、彼は一緒に逃げた未沙といい仲になってしまい、「ミンメイさんのこと気になるの?」と聞かれながらも「ミンメイのことはもういいんだよ」と答えるのです。

やっと解放されたミンメイが輝に会いに行っても、別の彼女がいるからと冷たい態度。それどころか、彼は彼女を「わがままだ」と殴るんです。彼女がそこまで言うのは、あんたが彼女を捨てたからじゃないか! と思うんだけど、「君には歌があるじゃないか」で全てごまかされてしまいます。

そして恋敵の未沙が翻訳した「愛おぼえていますか」の詞を輝がミンメイに「君に歌って欲しいんだ」と持ってくるんです。失恋した女の子に歌わせるにはあまりに残酷で涙が出ました。

私はこの映画だけは今でも許せないです。ひどすぎると思いました。何故、誰もそう思わないんだろう?

http://www3.nhk.or.jp/anime/05spring/program/macross01.html