第43話「ハマーンの嘲笑」
第44話「ゼダンの門」
アクシズと手を結ぶことになって、混乱状態のアーガマ。特にカツの「ジオンと手を組むなんて嫌だ!」という反抗ぶりは、気持ちがよくわかるところ。
それはいいんだけれど、サラが登場してきて、またしてもカミーユが「君はここにいちゃいけない人だ!」と叫んでいるのを見たときには、ちょっと苦笑してしまった。いや、だって、この間までロザミィにもまったく同じことを言っていたじゃん。確か、フォウにも言っていなかったっけ?
とにかく、そうやってカミーユは、一生懸命女の子を説得するんだけれど、ことごとく振られてしまうのが、「Z」のパターンらしいな。
そもそも、エゥーゴが、頭を下げてまでハマーンに協力を求めなきゃならない理由もよくわからないんだけれど、ハマーンの方もそれを受けて、ジャミトフを暗殺するという危険を冒す理由もよくわからない。未遂に終わっているけど・・・。
この間のシロッコとの会見では、ティターンズの方につくのかと思っていたのに、そうでもないのか?
この辺の関係性も、なんだかややこしくて、見ているとちょっと混乱する。それでいて、ティターンズの方も一枚岩じゃないから、中の方でいろいろありそうだし・・・。
ジェリドが出てきたのは、ジャミトフにくっついて、宇宙にあがったと見るべきなんだろうね。一緒の艦に乗っていたみたいだし・・・。
カミーユは、サラを捕虜にしたようだけれど、ここに来てまでカツに「グワダンを攻撃して!」と叫ぶシーンは、印象に残った。この間の劇場版でも、その辺は混乱していて、「グワダンってどの艦のことさ??」という感じだったんだけれど、とりあえず、ハマーンの乗っている艦のことだとようやくわかってきた。
ティターンズとしては、ハマーンが裏切ったから今度はグワダンが敵になるわけで、それはジオンが嫌いなカツの気持ちとも利害としては一致するのか。その辺も含めて、わざわざカツをアーガマに乗せて、物語に関わるようにしたのかなあ。これまで全然無視していた割に・・・。
とにかく、いろいろとややこしいんだわ。ややこしいからこそ、マニア受けするんだろうなあ、とは思うんだけれどね。