星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「坂の上の雲」第8巻 司馬遼太郎

読書13.「坂の上の雲」第8巻 司馬遼太郎 文春文庫

これにて、全8巻、読了しました。本編を読み終わった後、あとがきが何種類もあるので、そっちを読むのに時間を取られたのが難点だったけれど、あとがきはあとがきで面白かったし、勉強にもなったから、まあ、仕方がない。

最終巻は、いよいよ、バルチック艦隊との日本海決戦。ヨーロッパから、はるばる遠征してきて、何か月も長い旅をつづけた挙句、最初の30分で勝負がついたとは、なんだかすごいおちだなあ。と思って、ロシア側の乗組員が気の毒になる。

これも含めて、結局、戦いに勝つには、上司次第というか、誰がその軍を率いるかにかかってしまうんだろうなあ。と思った。上司がだめだと、ほかのすべてがだめになっちゃう。というのが、非常によくわかりました。しみじみ。