第１７話「ひとつのことを極め抜け」
善逸回。少し前の回で、「俺が普通。お前らが変なの！」と言い張っていたが、本当は、そうだよねえ。こんな気持ち悪い、強い鬼たちと戦って、ビビらないほうがおかしいというか。善逸の情けなさは、基本、視聴者というか読者の気持ちの代表なのかもしれない。
だけどまあ、あまりにビビる姿が、面白すぎて、うっかり笑っちゃったのも確か。この子は、この作品の中で、話がまじめに重くなりすぎないように絶妙な配置にいるのかもしれない。
意識が飛んだ時だけ、驚異的に強くなるらしいが、技を繰り出すときのポーズのつけ方とか、いちいちかっこよくて、見栄えがする。
敵が気味悪い分だけ、やっつけてくれた時には、何気にそう快感があるなあ。と思いました。
