星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「母をたずねて三千里」第33話

第33話「かあさんがいない」

ブエノスアイレスからバイアブランカまでは、列車で3日、馬車で20日なんだそうですけど、確か日本橋から京都までが歩いて2週間なんだけど(←歴史物を読みつつ、最近、覚えた知識)、歩くよりは馬車の方が速いだろうから、どのぐらいの距離だろう? 北海道から九州ぐらいの距離だろうか? と考えてました。そう考えると、やっぱりかなりの距離があるよね。

マルコたちは、馬車での旅の途中で、列車に追い越されていくのを目撃しているんですけど、そもそもマルコはスリにさえ遭わなければ、素直に列車に乗れたはずで、ペッピーノ一座も途中で寄り道しているから、予定の日数よりは、はるかに遅れているんだよね。

それだけの距離をやってきたのに、お母さんの情報は皆無。それどころか、もう死んじゃっているんじゃないのか? とまで言われて、マルコ、大ショックですけど、さすがにこれは言った大人が悪いよ。いくら何でもひどいじゃないか。

気丈なこの子がわあわあ泣いているのを見て、さすがにちょっともらい泣き。あまりに気の毒で・・・。

酒場で興行しているペッピーノ一座を横目に見つつ、マルコが通り過ぎていくところとか、それを見つけてアメデオが出て行くところとか、さらにそれをフィオリーナが不審に思って、先に宿に帰るところとか、流れがきれいに出来てます。

なんというか、ドラマというと、普通はこういう作りにするんじゃないだろうか? と思う。本当によくできています。ちょっと辛すぎるところは、70年代のにおいもするんだけれどね。

本当にもうお母さんに会えるといいんだけど・・・とやきもきしつつ、続きを待ちます。なにせ、まだこの先20話分もあるわけだし、次回も楽しみです。