第13話「LAST LETTER」
原作漫画を読んだ時にはそこそこ感動したはずだったのに、アニメで見返したら全然ダメだったのはなぜだろうと考えていたんだけれど。
アニメのほうがキャラに動きがあって声も入って、音がつくと、その分リアルな人間に見えるから、漫画ほどごまかしがきかないということなのかな? と思った。漫画のほうが一気に読み流しちゃって、翔の心情とか気にしなかったんだけれど、アニメだと妙に嘘くさく見える。
お話の流れは一緒なのに、そこそこ感動できる展開なのに、感情移入できないのは、翔がただのヘタレ野郎に見えることで、こんなやつ、みんなで甘やかしてないで、いっぺん、死んで来い。と思っちゃうからかな?
漫画で読んだ時には、翔を助けたいとしたみんなの気持ちに感情移入して読んだし、「助けられてよかったね」と素直に思ったんだが、アニメだと、その展開を知っている分だけ、逆にうざったく見えて、みんなでこの変な男を甘やかしているように見えるからなんだな。
助けられるか助けられないのか、ぎりぎりの展開でないと、面白みがないということは、この作品って、結局、一発芸にしかならないんだと思う。初回しか感動できないというか、繰り返してみると、荒が目立っちゃうというか。
そんな感じで、あんまりおもしろくなかった。もう、いいです。