星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「「新選組」土方歳三を歩く」 蔵田敏明

10.「「新選組土方歳三を歩く」 蔵田敏明 山と渓谷社 評価★★★★

山と渓谷社の「歩く旅シリーズ」です。基本的には旅行案内本ですね。

新選組の史実の部分に詳しく触れていて、読みやすい本はないかな〜? と、探していて、選んだのがこれです。ちょうど、幕末史跡巡りもやってみたいなあ・・と思っていた矢先だったし、写真も豊富で、土方歳三がどんな道をたどってきたか年代順に詳しく書いてあってわかりやすかったし、A5版サイズがギリギリ持ち歩けて手頃だったので。電車の中で読んでました。(^^);

難点は、史実に忠実と言うより、この筆者は司馬遼太郎の土方像に思い入れがありすぎるんじゃないか? という部分が見え過ぎちゃったことですかね。
「土方はこういう男だったはずだ!」と、決めてかかっているのが文章から読みとれるんですけど、本当はどんな人だったかなんて、誰にもわかるはずがないんじゃないか? と思えるんですけど・・。そう思うのは、やっぱ大河ドラマの「新選組!」を見ているせいですかね?(^^);

そのうちに、ゆかりの地も歩いてみたいと思います。わざわざ京都まで行かなくても関東周辺にいくらでも史跡はあるんだし。せっかく詳しく書いてあるんだから・・・。

ちなみに平成16年だけは特別公開・・と書かれている場所が多いのにちょっと笑い。そんなに行く人がいるのかしら? どうだろうね??