星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「パーム29 午前の光3」 獣木野生

コミック53.「パーム29 午前の光3」 獣木野生 新書館ウィングスコミックス

3日と空けずに本屋に通っていたにもかかわらず、「パーム」の新刊がもうとっくの昔に出ていたことに気づかなかった・・・。コミックのコーナーもちゃんとのぞいていたはずなのに、おかしいなあ。
「え? 出てるの!?」と知ったから、探すように見てみたら、ちゃんと他のコミックと一緒に平積みになっていた。いろんな意味でショックだなあ。お前、いつからそこにいたんだい?? なんで「パーム」なのに、気づかなかったんだろう?
・・・目立つように思いっきり山積みにして置いておいて欲しいものです・・・。

感想ですが・・・。
いよいよジェームスの父親が明らかになったわけで、こちらとしては想定内の事実だったので、やっぱりなあ・・・という感じですが、それによって、ジェームスが糾弾されることになるとは思わなかった。そこら辺の融通の効かなさはさすがアメリカという感じか? それとも、日本でも同じなのかな〜?

個人的にはアーサーとイライザの間にどういう確執があったのかを知りたかったんだけれど、その辺をすっかりスルーされてしまったので、ちょっと肩すかしを食らった気分でしたね。とにかく、徹底的にアーサーが悪者という形に描いてきましたが、彼が何を考えていたのかはとうとうわからなかった。

母親から息子への思いという形できれいにまとめた感じ。ただ、私には息子はいないし、子供へのそういう気持ちはちょっとぴんと来ないんですわ。それは「サッドムービー」で死んでいく母親の姿を見ても、泣けなかったのと同じ理由かも知れない。