期待してなかった割りに、これはなかなかの拾いもの。予想外に面白かった。1話限りのOVAなのがもったいないですね。もっと世間に知られて欲しいよ。
お話自体はシンプルで、古典的な展開だと思ったけど、すごいのは戦闘シーンの作画でしょう。私みたいな素人が見ても、これ、なんかすごいよ、かっこいいよ、作画の人、すごい上手い人なんじゃないの? と思った。
チェーンミサイルと呼んでいたけど、鎖つきのミサイルが飛んできて、絡まって爆発するあたりとか、それをよけていくシーンとか、爆発から破片がいっぱい飛んできて、横に流れていくシーンとか、文章では上手く書けないけど、とにかくすごかったんだ。
地下の穴蔵での戦いとか、崖に登って、怪鳥に襲われるところとか、崖の上に上っての戦闘シーン、連続するアクションシーンがふんだんにみせてくれて、短いフィルムの割りに見所満載でしたよ。
キャラクターとしては、石田彰がこういう熱血系の主人公少年役をやるのが珍しいのと、脇に添えられている幼なじみのメカニック少女。誘拐されたというお姫様、それを助けに来たという怪しげな組織、登場する謎のお兄さん(←森川に萌え)など、古典的な配置が美味しかったよ。
そんなにひねってない分、普通に外さずに面白かったというか、この世界観でテレビシリーズが欲しいところですね。よかったです。
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