星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

大友啓史監督 「るろうに剣心」

映画19.大友啓史監督 「るろうに剣心」(日本・2012)

原作は未読。テレビアニメは、放送しているのをパラ見した程度。その代わり、OVA「追憶編」「星霜編」「新京都編(前編)」を見てます。予備知識としては、そんなものなので、それほど期待もしてなかったんだけど・・・。

いや、これは素晴らしかった! 往年の香港映画みたいな、動きが速くてスローモーションを多用している殺陣のシーンが本当にすごかった。ワイヤーアクションも違和感なくて、日本の映画でもここまで出来るんだ〜! というのをしみじみと感じて、感動したというか。

とにかく、全体的に映像がかっこいい。聞いたら、監督は「龍馬伝」の人だそうで、全体的に日本のアイテムを多用したアジアンテイストと、その見せ方のうまさがすごいと思った。こういうのは、海外で受けそうだ。

お話も重くて、OVA版「追憶編」や「星霜編」が持っていたテーマの深さに通じるものがあったと思う。剣心の背負っていた過去の重みが伝わって、泣ける場面もあったし・・・。

非常にいい映画でした。1作目でこの出来なら、これなら、現在公開中の新作も期待できるかも知れない。今まであんまり興味を持ってなかったんだけど、あるいは・・・。