星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「10月の少女たち」 萩尾望都

コミック6.「10月の少女たち」 萩尾望都 小学館文庫

誰が編集して、このラインナップにしたのか知らないが、今、見ると、作品の並びが結構、意味深に見える。

「精霊狩り」シリーズや「あそび玉」が収録されている同じ本に「10年目の鞠絵」はもとより「みつくにの娘」「花と光の中」「影のない森」などが並んでいると、これはみんな「喪失と未練」の物語としてくくることができるので。

昔、読んだときには、なんだかデタラメにバラバラに作品を集めたように見えたんだけど、そうでもないのか。あるいは、偶然か。