星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「輪るピングドラム」第21話

第21話「僕たちが選ぶ運命のドア」彼らが家族になった日と、彼らの家族関係が壊れていく様が、同時進行で描かれたわけだけど。どうなんだろうねえ? この話にハッピーエンドはあり得ないんだろうか?「銀河鉄道の夜」に沿って進むのなら、陽鞠(ザネリ)を…

「ホワイト・ガーデン」 獣木野生

コミック13.「ホワイト・ガーデン」 獣木野生 新書館ウィングス文庫短編集。獣木野生の短篇の持っているセンスは、萩尾望都のものと非常によく似ていると感じる。物語の密度が濃くて、イメージがきれい。どことなくシビアな設定で、感動させるポイントが上手…

「TIGER&BUNNY」第16話

第16話「Truth lies at the bottom of a well.(真実は井戸の底にある)」ルナティックは、レジェンドの息子だったのか。息子の目の前で母親を殴る父親も最低だと思ったが、みんなのヒーローの別の側面だと思うと、恐ろしいものがある。と言うか、こういう…

「アメリカン・パイ」 萩尾望都

コミック12.「アメリカン・パイ」 萩尾望都 秋田文庫今更、語ることのない名作。表題作は、特に、何度読み直しても泣ける。マジで涙ボロボロになっちゃうから、困るのよ。アメリカン・パイ (秋田文庫)作者: 萩尾望都出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2003/0…

「輪るピングドラム」第20話

第20話「選んでくれてありがとう」晶馬と陽鞠の過去が語られたわけだけれど、ここに来て、急に陽鞠をめぐる兄弟の三角関係がわかってきたわけだ。こうしてみると、高倉家の本当の子供は晶馬一人で、他の二人は養子扱いというか、陽鞠は子供ブロイラーから…

「光車よ、まわれ!」 天沢退二郎

小説・一般6.「光車よ、まわれ!」 天沢退二郎 ピュアフル文庫タイトルが有名だから、読んでみようと買ったのに、長いこと、積んでました。冒頭から全開で物語が動き、不審な動きを見せるクラスメイトや先生、町中で起こる怪異。工場での対決。下水道を利用…

ドロイド君、ダンス

「輪るピングドラム」第19話

第19話「私の運命の人」まさかとは思うが、ここまで冠葉×陽鞠で引っ張っておきながら、陽鞠が好きなのは実は晶馬の方と言う展開になったら、それはあんまりなんじゃ? と思いたくなるんですが、それはないよねえ?兄弟の謎をとことんまで引っ張るなあ。三…

「A-A'」 萩尾望都

コミック11.「A-A'」 萩尾望都 小学館文庫SF短編集。何度読み返したかわからないぐらい読んでいるので、今更、新しい感想も出てこない。モリとタクトが懐かしいなあ。と、感じたぐらいで。ただ、表題作は、特に、何度読み返しても感動する。この結末は、や…

「イグアナの娘」 萩尾望都

コミック10.「イグアナの娘」 萩尾望都 小学館文庫家族テーマの短編集。心理描写がさすがだなあ、と思う。どのお母さんも、こういう人本当にいそうと言うか、確かにこういうことを言いそうだな、という感じがするので。「午後の日射し」と「カタルシス」が特…

「完全犯罪 フェアリー」 萩尾望都

コミック9.「完全犯罪 フェアリー」 萩尾望都 小学館文庫萩尾望都の作品の中ではマイナーな方なんだろうけど、私はこの作品が結構、好きなんだよね。ラストシーン、殺された女の子の気持ちが語られるところに、ちょっと来るものがある。甲斐バンドの曲は知ら…

「11月のギムナジウム」 萩尾望都

コミック8.「11月のギムナジウム」 萩尾望都 小学館文庫「トーマ」を読んだ勢いで読み直したかったんだけど、「トーマ」の方を思いの外細かいところまでしっかり覚えていた割りに、比べると「11月」の方は、記憶が薄かったかもしれない。小学生の時、繰…

「トーマの心臓」 萩尾望都

コミック7.「トーマの心臓」 萩尾望都 小学館文庫今更、もう語ることもない名作。小説版を読んだ勢いで読み直したかったんだ。今の視点で読んでも、色あせることなく、素晴らしい。トーマの心臓 (小学館文庫)作者: 萩尾望都出版社/メーカー: 小学館発売日: 1…

「バビル2世 ザ・リターナー」第2巻 原作:横山光輝 漫画:野口賢

コミック6.「バビル2世 ザ・リターナー」第2巻 原作:横山光輝 漫画:野口賢 秋田書店ヤングチャンピオンコミックスなんかこう、ミリタリー系の人が喜びそうな内容だな、と思った。バビル2世ザ・リターナー 2 (ヤングチャンピオンコミックス)作者: 横山光…

「TIGER&BUNNY」第15話

第15話「The sky's the limit...(限界は空高くに…)」なんかこう、昔ながらのオーソドックスな物語を、きれいにまとめたという感じがする。この作品は、いつもそんな感じだけど。恋した彼女がアンドロイドだったことを知らず、知らないまま、殺してしまっ…

「バビル2世 ザ・リターナー」第1巻 原作:横山光輝 漫画:野口賢

コミック5.「バビル2世 ザ・リターナー」第1巻 原作:横山光輝 漫画:野口賢 秋田書店ヤングチャンピオンコミックス「バビル2世」の世界をリアルな絵柄で、シリアスに描くと、こういう風になるのか〜と思って、面白かった。お話自体は、戦闘ばかりでそん…

ジョナサン・リーベスマン監督「世界侵略: ロサンゼルス決戦」

映画1.ジョナサン・リーベスマン監督「世界侵略: ロサンゼルス決戦」(アメリカ・11)夫がレンタルで借りてきた。敵はとりあえずエイリアンに設定されているけど、基本的には、ロサンゼルスが攻撃されたという仮定で描かれた米軍シミュレーション映画とい…

「水辺にてon the water / off the water」 梨木香歩

小説・一般5.「水辺にてon the water / off the water」 梨木香歩 ちくま文庫カヤックで、湖や川に乗り出す趣味を持つ筆者の、自然散策、旅の思い出をつづったエッセイ集。梨木さんの行動力に感心すると共に、アウトドアへのあこがれがつのる。丁寧に書かれ…

「輪るピングドラム」第18話

第18話「だから私のためにいてほしい」なんというか、見事なまでに少女漫画なんだなあ。と思った。恋愛ドラマがいくつも重ねられて、「罪と罰」という重いテーマも入ってきて、「母子の傷」という家族関係テーマまで入れてある。70年代少女漫画に対する…

「コードギアス 漆黒の蓮夜」第2巻 原案・脚本:谷口悟朗 漫画:たくま朋正

コミック4.「コードギアス 漆黒の蓮夜」第2巻 原案・脚本:谷口悟朗 漫画:たくま朋正 角川コミックスエース夫が古本屋で買ってきた。読んでみたけど、前の話もキャラクターも忘れているから、何をやっているのかわからない。お話に全然ついて行けないし、…

「輪るピングドラム」第17話

第17話「許されざる者」先生に外出許可をもらったという陽鞠の話が本当なら、別に陽鞠が悪いことをしたというわけでもないんだろうけど。時間制限のある中で、兄弟が必死に陽鞠を探している姿は、緊張感があります。田蕗もまた含みのある言い方をするし、…

「密会 アムロとララァ」下巻 富野由悠季

小説・一般4.「密会 アムロとララァ」下巻 富野由悠季 角川ミニ文庫「ファーストガンダム」のノベライズには違いないんだろうけど、これはどちらかというと、「逆シャア」のために、「逆シャア」を踏まえた上で書かれた前日譚という感じがした。アムロとシャ…

「風光る」第31巻 渡辺多恵子

コミック3.「風光る」第31巻 渡辺多恵子 小学館フラワーコミックスいよいよ新撰組の分離。斉藤一が間者として向こう側に行くことはわかっていたんだけれど、恋愛ドラマとして重ねるのは、さすがに上手いなあ。と思った。斉藤さん、かっこよすぎ〜。盛り上…

「密会 アムロとララァ」上巻 富野由悠季

小説・一般3.「密会 アムロとララァ」上巻 富野由悠季 角川ミニ文庫いつ頃書かれたものなのかは知らないが、先に発売されていたソノラマ文庫版(現在、角川スニーカー文庫)の「機動戦士ガンダム」より、よほどちゃんとしたファーストガンダムノベライズ作品…

「ジャイアントロボ バベルの籠城」第1巻 原作:横山光輝 脚本:今川泰宏 漫画:戸田泰成

コミック2.「ジャイアントロボ バベルの籠城」第1巻 原作:横山光輝 脚本:今川泰宏 漫画:戸田泰成 秋田書店チャンピオンREDコミックスいよいよ、新作。のっけから銀玲さんと鉄牛登場。OVA版とはつながらない別世界の物語だと思った方がいいのかな?い…

「TIGER&BUNNY」第14話

第14話「Love is blind.(恋は盲目)」あれから10ヶ月・・・。と言うことで、物語も2クール目。第二部突入みたいだけれど、10ヶ月の間に何があったかは知らないけど、バーナビーの変わりように、ちょっと引いた・・・。こんなにでろでろになっちゃっ…

「ジョジョリオン」第1巻 荒木飛呂彦

コミック1.「ジョジョリオン」第1巻 荒木飛呂彦 集英社ジャンプコミックスコミック今年の1冊目。年末に買って、そのままだった「ジョジョ」新シリーズから。謎また謎の展開で面白かったけれど、2巻が出る頃には、内容を忘れていそうだな。と思えるところ…

「みずうみ」 いしいしんじ

小説・一般2.「みずうみ」 いしいしんじ 河出文庫基本的に何が言いたいのかよくわからない、薄気味の悪い描写が続くので、読んでいて、あんまり気持ちよくない。読み終えても、どこか後味の悪い本だった。いしいしんじのファンタジーは気に入っていたはずな…

「輪るピングドラム」第16話

第16話「死なない男」夏芽真砂子の過去編。冠葉は夏芽真砂子の息子だという説を聞いていたので、違ったんだ、とびっくりした。息子説をどこで読んだかは忘れたけど、他人の感想を斜め読みするからそうなる。なるべく見ないようにはしているんだけれど、ど…

「輪るピングドラム」第15話

第15話「世界を救う者」この作品も、今、流行の「多重世界」ものだったか。運命を乗り換えるには、代償が必要だ。タワーが象徴するものがなんなのか? と考えていたんだけれど、上手い答えが出てこないから、保留にしておきます。女同士の戦いのシーンは、…