星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

キャリスン・ビグロー監督 「K-19」

米ソ冷戦時代の1961年。ソ連の原潜での話。
こういう事実が昔、ありました・・という展開でつづられるんですが、私がこの作品から受け止めた事実と言えば・・。

「みんな、ビンボーが悪いんや」

の一言でしょうか。(苦笑)

とにかく、ソ連の原潜オンボロ。(^^);
金のない国が無理矢理アメリカに対抗して原潜なんか作るもんだから、あっちもこっちも部品が足りなくてぼろぼろ状態。ちょっと潜水すればあちこち壊れるし、ミサイル動かすのも人力だし、火災は起こるし、最終的には放射能漏れでもう大変!!

こんな艦に乗せられた乗組員はたまったもんじゃない。いやあ、最初から最後までそういう映画でした。(^^);

ただ、まあ、放射能漏れのシーンは怖かったですね。全身やけどみたいになっていたけど、あれってもう皮膚の再生しないんだよね。

それでも祖国を守るために頑張りました・・というクルーの気持ちは胸を打ちます。最後まで見ていたら、なかなか感動しました。面白かったです。

公式サイトは<A HREF="http://www.k19movie.jp/" TARGET=blank>こちら</A>

【おまけ】
全員ロシア人という設定なのに、彼らが英語でしゃべっているのにはかなり違和感があった。それを考えると、字幕版を見るより、吹き替え版を見る方がいいのかもしれない。参考までに。

【一部訂正】
放射能漏れじゃないね。正確には冷却水が漏れたのです。それで、原子炉が加熱して爆発寸前という危機。だからそれを塞ぐため、命がけで放射能を浴びた乗組員たちがいたという話。