映画3.クレイ・ホール監督 「プレーンズ」(アメリカ・2013)
2D・吹替版で視聴。
前シリーズである「カーズ」「カーズ2」は未見。だけど、予告編だけ見たことがあって、なんだか面白そうだなあ。と思って、機会があれば見たいと思っていたのです。車の擬人化って、なんかかわいくていいなあ。と思ったので。
で、「プレーンズ」は「カーズ」のスピンオフ作品と言うことで、しかし、「カーズ」を知らなくても、楽しめる作りになっていました。
ストーリーは単純だし、テーマも結構ストレートにわかりやすい。「与えられた役割だけをやることに満足できない人へ送る応援歌」みたいな感じ。
農薬散布の仕事しか出来ない飛行機だけれど、それでも、地球一周のレースに出たい夢がある。僕だってやりたい。出来るはずだ。
一生懸命頑張って、特訓して、予選に出て、落ちて、落ち込んで・・・。それでも、夢を捨てずにいたら、機会が訪れる。挫折や裏切りや恋物語と師弟愛の物語まで入っちゃって、見応え十分で楽しませてもらいました。
ものすごく、面白かったです。
とにかく、飛行機の疾走感って、すごく気持ちいいんだわ。一緒に空を飛んでいる気分。それで、すごいスピードで障害物をよけながら、右に左に旋回するでしょ。これは楽しいよ。
さりげに、皮肉っぽいギャグも時々入って、笑わせてもらえたところもアメリカ映画らしさがあってよかった。一例を挙げるなら、Ipad(?)を踏みつけにしたキャラが、「ああっ、僕のスカイパッドが!」と言っている部下に対して、「大丈夫だ。3週間後には新しいのが出る!」とか断言しているのとか。
あと、人気のある飛行機のそばには、必ずカメラ小僧が集まって、パシャパシャやっているシーンとか、こういうのは全世界共通なんだなあ。と思って、おもしろかった。
米軍をかっこよく描きすぎなのも、どこかアメリカっぽいかな〜と思いました。とにかく、元軍人の爺さん飛行機との交流が泣かせポイントだったしね。ラストは、本当にこれでいいのか?? と、ちょっと思わせるところもあったんですけど・・・。
夏には、続編の新作が来るみたいだから、こちらも楽しみにしてます。待ってます。