星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

エリック・ワナー、エリック・ワリン監督 「フェリシーと夢のトウシューズ」

映画32.エリック・ワナー、エリック・ワリン監督 「フェリシーと夢のトウシューズ」 (フランス、カナダ・2016)

吹替版を見てきました。予告を見た限り、女の子がバレリーナを目指して頑張る話だと思ったし、それはそうなんだけれど、彼女には一緒の孤児院で育った幼馴染の男の子がいて、その彼との恋愛物語になっている点も良かったと思います。

この男の子のキャラが非常にいいんだ。なにげにいろいろ手伝って、助けてくれるし、ちょっとドジっ子だけど、やさしいしね。こんないい彼がそばにいるのに、他の男に目移りするなよ、ヒロインってところは突っ込みたかった。

あまりにそばにいすぎて、彼の良さに気づかないのかな? もったいない~。

なにしろ、主人公が危なっかしいことを色々するので、どうなることかと見守りつつ、きれいに終わったので満足です。いい作品でした。

片足を引きずっている元バレリーナが、主人公を指導して、助けてくれるという設定も良かったね。最初は悪役のように登場した孤児院の先生たちだって、そんなに悪い人ではなく、最終的にはみんなが協力してくれるというのも、見ていて気持ちのいい展開でした。大人が、若者の夢を助けようとしてくれるというのは、気持ちとしてわからなくもない。

一歩間違うと、自分の夢を子供に押し付けれる悪い母親になってしまうのだろうけど。その警告も含めて、ちゃんと物語の中に入っていたのが良かったと思います。

興味のある人には、おすすめです。