第8話「ママサイテー」
第9話「ニッポンチンボツ」
なんかこう、私は、日本沈没という非常事態において、人々がどう生きるか、どう動くかという、サバイバル的な物語を期待していたのに、この作品で描きたいのは、そういう部分じゃないんだな? と気づいた。
でなければ、こうも、都合よく水のペットボトルや食料品が流れてきたり、スマホやゲームの充電ができたり、寝るところが確保できたり、次々と乗り物と運転手が現れて、乗せてくれたりするわけがない。
ただ、それで、代わりに何を描きたかったのか? という部分は、全然見えてこない。キャラクターの動きにリアリティがあるわけでもなく、感情移入できるわけでもないし、ただ、エグくて、グロい気持ち悪さだけがある。