星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ASTRO BOY 鉄腕アトム」第3話

第3話「アトム宇宙へ行く」

この作品のレトロ感覚がたまりませんです。お話的にも古い昔のマンガという感じなのに、これがなんだか新鮮に見えるからふしぎです。(^^)

作品のコンセプトとして、「ロボットと人間は友だち」というテーマがあるんだろうから、ロボットは健気で優しい・・という主張を見せたいんだろうし、かなり上手く成功していると思います。
崩壊寸前の建物を数多くのロボットたちが支えていた・・という展開も、それなら最初から倒れないように掘ればいいだろう? とつっこみたくなる部分はあるけれども、もはやそういう矛盾すら「レトロ感覚」として認識してしまいます。
いやあ、昔のマンガならありがちなパターンだよ。とかね?(←ただの偏見だろうか?)

助け出された異星人がなんでアトムを連れて行こうとするの? とも思うけど、そこはそれ、番組を見ている子どもたちが、お茶の水博士の気持ちとシンクロして「アトム、行っちゃ嫌だ!」と思ってくれればOKなんですよ。これはそういう作品なんだろうと思います。

「実にいい部下たちだ」のセリフが、テープの声で繰り返される演出が好き。ありがちだけど、手塚っぽい。(^^)

OPテーマに関しては、私、この歌、ものすごく好きなんですよ。
♪いつもきみのそばにいるよ。だからもう一人じゃない。きみが道に迷うときは、ぼくが先を歩くよ♪
手塚先生を想って、泣けます。いや、本当。
昔のアトムの主題歌には思い入れが全くないので、♪空をこえて〜にしなきゃいけないと主張する人たちの気持ちはよくわかりませんね。

たとえて言うなら、そりゃ「ムーミン」の主題歌を「ねえ、ムーミン」にしなきゃいけない・・と主張するようなものですよ。せっかく「夢の世界へ」という名曲がありながら。妥協案として「へそまがりんちょ」にされちゃったら、もう泣くしかないよ。まったくもう・・。(←わかる人だけわかってくれればいいです・・・)