星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムZZ」第28,29話

第28話「リィナの血(後編)」
第29話「ルーの逃亡」

夫から聞いたんだけど、ハマーンというのはシャアに裏切られ、捨てられた女なんだそうですね。そんな裏設定があったとは知らなかった。「Zガンダム」でそんなこと、言っていたっけ?? 覚えてないけど、富野作品ってセリフでざざざーっと流しちゃうから、気づかなかったのかもしれない。

そう思ってOPを見直したら、冒頭からやけに意味ありげにハマーンが立っている。星の降りしきるペントハウスでオルゴールを聴いていたのは誰だったのか? まさか、この歌ってハマーンのことなのか? ずっとプルのことだと思っていたんだけど・・・。

そう思ったら、彼女もただの人間に見えてきた。ずっと怖いおばさんだと思っていたんだが・・・。厳しいセリフの後側に隠された想いがある。

28話ラストでリィナが死を迎える。
まあ、遺体を探す暇もなくその場を後にした・・と言っているので、実は生きているんじゃ? という可能性も捨てきれないんだけど、なんと言っても、落ち込んでいるジュドーがもう美味しくて美味しくてまあ、すてき♪(^^) めいっぱい落ち込んで苦しそうなジュドーなんて、なかなか見られるものじゃないし、大喜び。(←実はそれが見たいあまりに、つい続けて29話を見ちゃったというのが本音)

ま、それはともかく・・。
そんなジュドーに対して、「これは戦争なのよ、みんな誰だって理不尽な死をいっぱい迎えているの」「戦わなきゃダメよ、ジュドー」と無責任にたきつけるルーはひどいなあ・・・と最初のうちは思っていたんだけど。

ラストでルーが意味ありげに一人でもう一度、その言葉を繰り返す。
「戦わなきゃダメなのよ、それが生きることなんだから」
それで気づいた。ルーにも同じような過去があるのか・・・? 彼女の過去については、今まで全く触れてこなかったし、いつの間にか仲間になったようなキャラだったけど。

でも、難しいね。そこまでキャラクター心理を言葉から読みとれと要求されても・・・。まったく説明されていないので、ただの深読みに過ぎないかも知れないし。

とりあえず、ジュドーのために何かと気を使うビーチャの株が急上昇。なんのかんのと実は優しいよね、この子。ジュドーのためにルーとケンカしたりさ。だけど、彼はルーの想いにまでは気づかなかったみたいで、続きが楽しみです。