第1話「そして、帰ってきた・・・」
原作は未読。アニメ版の最初の話である「無印」の方は、放映当時、さすがに幼すぎたので、見ていたのかどうかもよく覚えていない。「2」の放映は、中学生の時だったので、断片的に見ていたと思うけど、元の話を知らないのに、「2」だけ見てもなあ、と思っていたので、あんまり熱心に見ていた記憶はない。
・・・という状況なんだけれど、せっかくの再放送なんだから、と思って、試しに見てみました。あんまり期待もしていなかったんだけれど、見てみたら、これが思っていた以上に、すごく面白かった。
前述したとおり、私は元の話をよく知らないんだけれど、とりあえず、「2」の始まった第1話では、丈が力石を死なせてしまった最後の闘いが、繰り返しリピートされていて、少なくとも、その試合のせいで、丈がボクサーを辞めて、どこかに去ってしまったんだと言うことはわかる。
その彼が帰ってきたところから始まるわけだけれど、こういう「傷」を持った主人公の立場って、すごく美味しいんだな〜。なんかこう、影があるというか、丈の細々とした仕草の一つ一つに、彼が持ってしまった痛みを感じるよ。そこがすごくいい〜。
(あるいは、「人間失格」の主人公に、彼の周囲の女達が惹かれていくのも、その彼の持つ「傷」のせいなのかもしれないな〜と、ちょっと関連して思いました。なんかこう、この人には私がついていなきゃダメだ・・・みたいな、女性としての守ってあげたい本能がうずくんですね)
作画もきれいで、今の時代に見劣りしないし、物語もドラマチックでいい感じ。殴り合いをしているときのアクションシーンも、なんかすごくかっこよかったし。思いっきり気に入りましたよ〜。
あるいは、これからの丈の生き方に、何かこちらにも得るものがあるかも知れないと期待して、これからの展開を待ちたいと思います。続きもすごく楽しみです。
問題があるとすれば、変則的な再放送らしいので、録画の予約が難しいと言うことですね〜。まあ、できるだけやってみますよ。次回を待ちます。