星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ふたつのスピカ」第19話

第19話「いま君にできること」

どう考えても、無茶な訓練だよなあ、と思う。大体、宇宙飛行士の訓練に、こんな山の中をさまようことがどうして必要なのか、よくわからないんだけど・・・。生徒側へのフォローもなんかいい加減だし、学校側の責任問題じゃないかという気がする。そう言う部分のリアリティのなさが、どうにも引っかかるんだけど、もう少し上手くやれよ・・・と思うんだ。

居場所を特定するにしても、ひもで首からぶら下げて、落としたらどうする気だろう? と思っていたら、本当にそれをやったので、なんだかなあ、という気分なのよ。

なんか、物語を無理矢理、友情ごっこでまとめ上げようとして、変な方向に進ませているから、気に障る。感動させようという展開があざとすぎて、なんとなく嫌だ。拒否反応がある。登場人物が語るきれい事も、嫌。

マリカの謎だけが気になるんだけれど、ここにいたって、まだ引っ張るとは思わなかった。ライオンさんが、「彼女たちが同一人物だとしたら、方法は一つしかない」と言ったので、それならやっぱり、冷凍睡眠だろう? と思ったんだけれど、マリカの方は、「私には、母であり、姉である人がいたの。もう死んじゃったけど」と語っている。その発言なら、クローン再生ってことになるんだけどなあ。

ただ、私としては、クローンと本人は、同一人物とは呼びたくないというか、遺伝子は同じでも、別人格として扱うべきなんじゃないの? と思うんだけど、その辺は、物語的にはどうなんだろうね?

とりあえず、謎だけ引っ張られてしまったので、次回を待ちます。これで最後まで謎のまま終わっちゃったらどうしようという不安もちょっと残るんですけど、さすがにそれはないよね? 大丈夫かな??