星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「プラネテス」第18話

第18話「デブリ課、最期の日」会社人としての悲哀がにじみ出ていて、途中で涙ぐみそうになった。会社の方針と自分のやりたいことが食い違ったとき・・というのは、社会人ならある程度は誰だって経験するんだろうから。「やめてくれ!」と叫んだラビィの気…

「京極夏彦 巷説百物語」第9話

第9話「孤者異」「こわい」の語源って、本当に「孤者異」から来ているのかなあ? そういうところにちょっと興味があるね。検索をかけたら、一つだけ出てきた。参考までに<A HREF="http://www.cyoki.com/kudaran/mistery/yokai_j/ka.html#kowai" TARGET=blank>こちら</A>おぎんさんの過去話が描かれたけど、っていうことは、又市や長耳にもそれなりの…

「手塚治虫の冒険」 夏目房之介

8.「手塚治虫の冒険〜戦後マンガの神々〜」 夏目房之介 小学館文庫 評価★★★★手塚治虫の描線の変化から読み解く戦後マンガの移り変わりを解説した研究本です。日本の漫画の成長過程がよく見えて面白かったです。ある程度、マンガのパターンが決まってくると、…

「王国の鍵」第4巻 紫堂恭子

31.「王国の鍵」第4巻 紫堂恭子 角川書店あすかコミックスDX 評価★★★★素直に面白いです。今まで張り巡らされていた伏線がひとつの終幕に向かってきれいに進んで行くみたいで気持ちがいいです。アーシャの成長ぶりが実にいいですね。王子らしい振る舞いを…

「ブラックジャックによろしく」第8巻 佐藤秀峰

30.「ブラックジャックによろしく」第8巻 佐藤秀峰 講談社モーニングKC 評価★★★★★物語が描く結論は最初から見えていたような気もするんだけど、それでも感動してしまった。何を書いても陳腐になりそうだから、感想はやめておきます・・。

「WOLF'S RAIN」第2巻 いーだ俊嗣

29.「WOLF'S RAIN」第2巻 原作:BONES・信本敬子 漫画:いーだ俊嗣 講談社マガジンZKC 評価★★アニメを途中までしか見ていないので、せめてラストがどうなったか知りたいなあ・・と思って読んでみたんだけど、さらなる混乱を生んだだけだった。困っちゃっ…

「京極夏彦 巷説百物語」第8話

第8話「野鉄砲」結局、百介に手紙を出したのは誰だったんだろう? 又市さんだったら、嬉しいのになあ。長耳にも内緒でこっそりラブレター。「会いたいから来てね」という感じで。(^^);肝心なところで、さりげなく百介を助けるので、美味しくて美味しく…

「ハーメルンのバイオリン弾き」第13話

第13話「戦いの傷痕」なんだか複雑だ。トロンに対して「フルート姫なんて大嫌い!」と言っていたコルネットが、フルートの髪をときながら「これできれいになりましたよ」とかなんとか、にこやかに会話している。「これって矛盾じゃないの?」と、ダンナに…

「新選組!」第7話

第7話「祝四代目襲名」しかしまあ、またしても歴史愛好家にケンカを売るような展開ですね。坂本竜馬と近藤勇が会っているだけでも大騒ぎなのに、土佐勤皇党の血判状をあんなに簡単に破っちゃって・・。いいのかなあ? と、心配になるけど、まあ、私的には面…

「おーい!竜馬」第22、23巻 小山ゆう

28.「おーい!竜馬」第23巻 原作:武田鉄矢 漫画:小山ゆう 小学館ヤングサンデーコミックス 評価★★★★27.「おーい!竜馬」第22巻 原作:武田鉄矢 漫画:小山ゆう 小学館ヤングサンデーコミックス 評価★★★★終わっちゃいました。つくづく残念なのは、竜馬が…

「ハーメルンのバイオリン弾き」第11,12話

第11話「真実の鏡」第12話「旅の終わりに」うわあ。なんだかすごい展開になってきた。なんだかあっさり母子は和解しちゃうし、「俺は魔族か人間か?」とやたら悩んで、単にいじけていただけのように見えたハーメルも、フルートの元に戻ってきて、「すん…

「京極夏彦 巷説百物語」第7話

第7話「帷子辻」きれいにまとめた感じ。死んでしまった女をそれほどまでに愛していたんだね・・という美談が、一歩ずらすだけで狂気のように変貌するところが面白い。イザナミ、イザナギの神話と巧く絡んでいたと思います。こういうきれい事じゃない、どこ…

「ハーメルンのバイオリン弾き」第9,10話

第9話「勃発! 第二次スフォルツェンド大戦」第10話「《人》と《魔》の狭間に・・・」やっぱり、私が一番感情移入してしまうのはフルートですね。あの娘の無力さ、無力なことを嘆いている気持ちが、すごく伝わって切ない。一方で、コルネットのような気の…

「蟹塚縁起」 梨木香歩

7.「蟹塚縁起」 作:梨木香歩 絵:木内達朗 理論社 評価★★★★こういう話は好きだな。民話的な物語と、人物がのっぺらぼうで描かれる木内さんの絵の雰囲気が見事にマッチした感じ。「・・・あなたがその恨みを手放さぬ限り・・・」という不吉な言葉で始まる、…

「おーい!竜馬」第20、21巻 小山ゆう

26.「おーい!竜馬」第21巻 原作:武田鉄矢 漫画:小山ゆう 小学館ヤングサンデーコミックス 評価★★★★25.「おーい!竜馬」第20巻 原作:武田鉄矢 漫画:小山ゆう 小学館ヤングサンデーコミックス 評価★★★★後藤象二郎との会見。高杉晋作、病死。大政奉還、…

「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」

8.ピーター・ジャクソン監督 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(アメリカ・ニュージーランド・03)見てきました。いやあ、やっぱ劇場で見ると大迫力ですね。前2作は両方ともTVで見たんだけど、これなら劇場で見るべきだったと思って、かなり残念…

「新選組!」第6話

第6話「ヒュースケン逃げろ」面白かったです。そりゃ、史実と照らし合わせれば滅茶苦茶かもしれないけど、言っていることは実にわかりやすく伝わるじゃないですか。史実については、あとできちんと本当はどうなのか自分で調べて、勉強すればいいだけのこと…

おまけ・・。

ダンナが「GジェネレーションSEED」を買ってきた。隣で見ていたが、ずいぶん単純なシステムになっているんだね。ガンダムのゲームって、もっと複雑で難しいんだと思っていたよ。これなら私でも出来そうだ。完全に初心者向けになっているということでし…

「おーい!竜馬」第19巻 小山ゆう

24.「おーい!竜馬」第19巻 原作:武田鉄矢 漫画:小山ゆう 小学館ヤングサンデーコミックス 評価★★★★14代将軍、家茂死去。後藤象二郎、竜馬と会見するために長崎へ。マンガで読むと、キャラクターの顔が描かれている分、小説よりはキャラクターの位置関…

「ハーメルンのバイオリン弾き」第7,8話

第7話「後継者・ハーメル」第8話「パンドラの箱」スフォルツェンド公国到着。厳しいよなあ。この話。せっかく母娘が再会したというのに、誰も優しい顔を見せない。見ていてつらかったのは、公国に着いて、ホルンさまの顔を見たとたんにトロンが駆け寄って…

おまけ・・。

「妄想代理人」のOPだけ見た。不気味というか、かなり怖い印象のOPでしたね。キャラクターたちの笑顔が怖い。笑顔のキャラクターたちが、前面から後ろに下がっていくのを繰り返しているんだけど、なんだか狂気というか、病的な匂いがする。かなり、人を…

「ハーメルンのバイオリン弾き」第6話

第6話「五つの希望の名の下に」「何も出来ないくせに、守ってもらってばかりいるなんて、ずるいよ!」フルートに対して、憎しみの目を向けるトロン。こういう救いのない展開をするところが、この作品の魅力であり、原作ファンから非難された所以なんだろう…

「おーい!竜馬」第18巻 小山ゆう

23.「おーい!竜馬」第18巻 原作:武田鉄矢 漫画:小山ゆう 小学館ヤングサンデーコミックス 評価★★★★薩長同盟成立。寺田屋が襲撃される。おりょうとの結婚。近藤長次郎の最期。池内蔵太の最期。長次郎さんは、物語の初期から登場した割に、結局活躍の場を…

「ASTRO BOY 鉄腕アトム」第43話

第43話「人間に憧れたロボット」クラウスって・・牧村さんだよねえ。しかも、望郷編じゃなくて、宇宙編の牧村さん。でもって、牧村さんの声が置鮎・・。さすがに、違和感がありすぎる。それが気になって、ちっとも物語に入り込めなかったよ。(^^);宇…

「手塚治虫はどこにいる」 夏目房之介

6.「手塚治虫はどこにいる」 夏目房之介 筑摩書房ちくまライブラリー 評価★★★★序章の「手塚治虫の死」という項目を読んで、かなり共感したし、あの当時のことを懐かしく思い出してました。私もあのときぼろぼろに泣いたファンの一人なので・・。それで、どう…

「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」

7.ピーター・ジャクソン監督 「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」(アメリカ・ニュージーランド・02)見応え十分。面白かったです。(^^)旅の仲間たちは前作ラストで散り散りになってしまったので、どうなることかと思ったけど、それぞれの物語を別…

「おーい!竜馬」第17巻 小山ゆう

22.「おーい!竜馬」第17巻 原作:武田鉄矢 漫画:小山ゆう 小学館ヤングサンデーコミックス 評価★★★★坂本竜馬が、手配中にもかかわらず、堂々と大阪城の大久保一翁に会いに行ったというエピソードは、司馬遼太郎の方にもあったんだけど、どこまで本当なん…

「プラネテス」第17話

第17話「それゆえの彼」来た来た! ハチマキのお父さん登場! しかも、飯塚さんだよ〜。すごく嬉しい♪(^^)なんだかまあ、すごく「らしい」ですね。いかにもハチマキとあの弟くんの父親らしい。登場の仕方がまたいいし、お母さんとの電話でのやりとりも…

「ペンキや」 梨木香歩

5.「ペンキや」 作:梨木香歩 絵:出久根育 理論社 評価★★★梨木香歩の絵本シリーズです。やっと本屋で売っているのを見つけたので、買ってきた。絵本を買ったのも久々で嬉しい♪とは言え、内容的にはちょっと今ひとつで残念だった。一人の職人の一生を描いた…

「京極夏彦 巷説百物語」第6話

第6話「芝右衛門狸」印象に残った一言。「今日は泊まっていきやせんか?」誘われてるし。頭の上に乗っているし。なんだかやけに親密に見えたなあ。今回の百介と又市。別に又市だけでもないけど、百介ってば、愛されているなあ・・と思います。これって、関…